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代表者インタビュー

"演劇はおもしろいです。"

劇団襟マキトカゲ
主宰:望月 香菜子
劇団襟マキトカゲ とは?
2014年結成、望月香菜子が脚本演出を手掛ける。
耽美的な世界観の物語は、哲学的なセリフを伴って、聴覚から視覚へ、
役者の身体を通して、視覚から他の感覚へと伝染させる。
それは観客の中の記憶すらも引き出す。
時に色として、また一つの感情として、劇場を一つの感覚に染めてゆく。
 参加作品:「セッカン。」
■団体について教えてください。いったいどんな団体なのでしょうか?
はじめまして、劇団襟マキトカゲ主宰の望月香菜子です。
難しいことを上記で言っていますが、要は「難しいけど直面するかも(してるかも)しれない話」について演劇で一緒に考えようよ!という団体です。


■劇団をつくったきっかけというのは何ですか?
然と高校生の時から、大学に入ったら劇団を作るのが当たり前だと思ってて、大学1年の時に作りました。


■団体名の由来は?
ぱっと脳みそに思いついたのがそれでした。襟マキトカゲ!


■ここがうちの劇団のいいところ!悪いところ!というのを教えて下さい。
台詞にリズム感があって、なんとなく言葉が受け入れやすいのではと思います。あと割と同じ境遇の人にぐさっと刺さる話を書くかもしれないです。
強いて言うならあまり活動してこなかったことが悪いところです。


■大学の演劇活動環境について劇団の数や、普段の稽古や公演の場所など教えて下さい。
劇団の数は演劇学科があるので少なくはないです。稽古場は大学の教室です。





■今回このようなフェスティバルに参加になるわけですが、今まで学外の劇団などとの付き合いはありましたか?
私自身、SAFvol9で出演していたので交流は無くはなかったですが…、いえ、やっぱりないです。今回交流できて嬉しいです。


■演出家さん自身についてお伺いします。演劇をやりたいと思ったり、自分で創り始めたのはいつからですか?そのきっかけは何ですか?
物語を創作し始めたのは幼稚園の頃からでした。小学生のときは詩とか小説を。
高校の時から戯曲は書いていましたが、上演はしませんでした。本格的に演劇を作り始めたのは大学生からです。
きっかけなんですけど、元々子役上がりで小さい頃から芝居に触れてきて、役者を目指してたのですが、気づいたらやっぱり物語を作るのが好きで作演志望になってました。


■今の自分にとって演劇はどのような存在ですか?
自己表現の媒体です。私自身は本当にどこにでもいる普通の女の子なのですが、普通じゃないところ、普段出さないところを演劇に放出しているような感じです。
演劇はわたしの社会に適応できない部分です。


■演劇以外に好きなものがあったら教えてください。
ホラー映画がとても好きです。あと、詩をよく読みます。
最近はマインスイーパーにハマってます。あと、世界の殺人鬼や未解決事件が好きです。よく徹夜で調べて朝後悔します。


■演劇・映像などジャンルに関係なく、多くの人に観て欲しい!というお勧めの作品があれば教えてください。
魔法少女まどかマギカ。
私が書いている作品のテーマで「思春期」「女の子」「少女性」が多いんですけど、影響受けたかなっていうのはあります。衝撃作でした。





■芸術祭の話に戻ります。「学生演劇」というくくりについて何か思うところはありますか?
学生演劇をやっている人は何かに戦っているイメージが強いです。社会とか、抑圧とか。学生演劇そのものとだったり。
それでたまに、何を見せられてるの?と思ったりしちゃうんですけど、そういうこと言ってる時点で自分も戦ってるんだと思います。何かと。
戦ってるってことに学生のヒントみたいなのがあるんだと思います。


■シアターグリーン学生芸術祭についてどう思っていますか?良いところ、悪いところ、期待するところ、気になるところ・・・忌憚のないご意見をお聞きします。
vol9に役者として参加していたのもあって、尊敬した目で見てというか、ずっと自分の団体で出たいなと思っていました。
憧れの目で見てましたね。あとシンプルに賞取れたら、未来の一歩みたいな気持ちもあります。
あと、他の大学の人と仲良くなれそうで嬉しいです。


■今回の作品についてネタバレにならない程度に教えてください。一体どんな作品になるのでしょう?
題名が「セッカン。」なんですけど、これ漢字にしたら「折檻」です。
ここまでのインタビューで暗い奴かと思われるかもしれないんですけど、すごく明るい話にしたいなとは思ってます。


■ありがとうございました!
ありがとうございました。