SPECIAL

演出インタビュー

シアターグリーン学生芸術祭Vol.9参加団体をより詳しく知って頂く為に、参加各団体の演出家さんへのインタビューを行いました!
集団の事から、演劇以外のおススメまで、幅広くお答えいただきました!!



劇団開花雑誌
 作・演出・振付: 村上如水
劇団開花雑誌 とは?
村上如水のもとに大阪芸術大学の舞台芸術学科の各専門コース生が集結。
創作、既作の演劇を、時にミュージカル的に、時に舞踊的に演出、振付し、シュルレアリスムファンタジーの旗を掲げあらゆる構造表現の可能性を策するのである。
 参加作品:「第三毒奏」
■団体について教えてください。いったいどんな団体なのでしょうか?
劇団開花雑誌主宰の村上が喋ります、お願いします。
この団体は、粋の良いコンプレックスを持った、クレバーな人々が集まっています。劇をする団体です。


■劇団をつくったきっかけというのは何ですか?
解放欲求と、小演劇をやる以上は風刺的表現や批判声明を形にしたいという野心がありました。


■団体名の由来は?
個人の持つ文化が開花した時、どうかそれが、スリルがあり笑いがあり感動があり、広告があり好みがあり何となく風景になるようなバラエティに富んだ雑誌でありますように。


■ここがうちの劇団のいいところ!悪いところ!というのを教えて下さい。
どっちの意味でも、人見知り過ぎる!(笑)


■大学の演劇活動環境について劇団の数や、普段の稽古や公演の場所など教えて下さい。
稽古場所は大学構内です。我が母校には立派な劇場とホールがありますが、大抵は教室で公演を行います。グーグルという検索エンジンがあるんですが、そこで大阪芸術大学を検索すると情報が出ます。各々がのびのびと、芝居したりしなかったりしています。劇団数は10団体弱でしょうか。まともな劇団はありません。






■今回このようなフェスティバルに参加になるわけですが、今まで学外の劇団などとの付き合いはありましたか?
劇団としては、道頓堀学生演劇祭で初めて名を持って様々な劇団と関わらせて頂きました。


■演出家さん自身についてお伺いします。演劇をやりたいと思ったり、自分で創り始めたのはいつからですか?そのきっかけは何ですか?
新しく劇作家を知ると、その人の目線に近づいてみたいと想うので作風を真似して創ります。それを実験的に発表します。せっかちなのでアウトプットをすぐしたがります。初めて演出したのは大学1回生の時で、作演出は2回生の時、劇団発足が3回生です。


■今の自分にとって演劇はどのような存在ですか?
有って、有り続けるもの。


■演劇以外に好きなものがあったら教えてください。
沢山有ります。神話とか神社仏閣とか、バレエ、映画は大好きでジャンルイバローやロバートレッドフォードかっこいいですね。日本人だと高倉健さん。クラシックだとリスト、バンドはスモールフェイセズ、童話はペローの青髯、絵はエッシャー。お酒はジョニーウォーカー、冬はスノボーします。肉と野菜が好きですね。


■演劇・映像などジャンルに関係なく、多くの人に観て欲しい!というお勧めの作品があれば教えてください。
『踊れ、トスカーナ!』






■芸術祭の話に戻ります。「学生演劇」というくくりについて何か思うところはありますか?
日本の話ですけど”演劇活動をする学生”とくくられていたものが、50年代を皮切りに”学生が演劇活動をする意”となり、80年代にはそれがブランドとして定着しました。そして現代、学生演劇は批評人が作品を評価・区別しやすくする枠組みとして意味を発揮されるようになり、見通しはよくなりましたが、学生演劇らしさという「味」が定着したいわば過去の搾りカスとなっているように感じます。それはまさしく、学生自身が学生演劇というくくりを主軸に動いてしまっているからです。終わった改革に憧れ、それが当時だからこそ鮮やかだった表現手段である事には気づかず、学生演劇になっているだとかなっていないだとか、学生演劇としては面白いだとか面白くないだとか、それこそ、学生演劇は良いところがあるだとか全く馬鹿げているだとか。そんなこんな論争を繰り広げる。勿論批判ばかりではありません、学生演劇は学生の立場を意義あるものにしてくれますし、僕もとても助けてもらいました。何と言ってもお客がどんな作品か判断しやすい。と言うよりくくりを作るのはいつでも大衆ですから当たり前でしょう。しかし演劇の可能性としてみれば、創作の幅を締めつける要素が多分にある、栄枯盛衰、半分死にかけの演劇区分です。くくりをつけることで、諸行無常のまさしく今を考える力を失いかけてしまいそうになります。区別なんて歴史が使えば良いもので、僕たちは歴史書に生きてはいません。しかし、死にかけとはつまり種を落とす時期であり、パラダイムシフトする時期に近づいていると言う事だと想います。我々は、そのくくりにできるだけ捕われない様にしながらも、次へ進化するために、学生演劇を踏み台として考えるべきだと想います。その点をできるだけ広い見識で考慮できれば、この学生が集う演劇祭もより画期的な企画となるのではないかと想います。まあ要するにくくりに足を取られなきゃいいだろうというだけなんですけど。それだけです。長々ごじつけました。


■シアターグリーン学生芸術祭についてどう思っていますか?良いところ、悪いところ、期待するところ、気になるところ・・・忌憚のないご意見をお聞きします。
参加者の考え方が、企画の理念に添えるような世の中になるといいなとは想います。会社と同じで、理念が違う芸術祭が都内の至る所で開催され、エントリーする場所が選択できるようになったら素晴らしいなと想います。


■今回の作品についてネタバレにならない程度に教えてください。一体どんな作品になるのでしょう?
理不尽なしがらみの中で、僕らってどう平静を保つんだろう、何を必要とするんだろうと考えた作品です。


■ありがとうございました!
よろしくお願い申し上げます!