SPECIAL
演出インタビュー
シアターグリーン学生芸術祭Vol.9参加団体をより詳しく知って頂く為に、参加各団体の演出家さんへのインタビューを行いました!集団の事から、演劇以外のおススメまで、幅広くお答えいただきました!!
![]() |
|
ハイマ 作・演出: 田村聖也 |
| ハイマ とは? 明治大学の演劇サークル「実験劇場」に所属している田村聖也が主宰する個人演劇ユニット。ハイマとは、ギリシャ語で「血」の意。血のように、誰しもがもっているにも関わらず、思わず目をそむけたくなることを演劇で露呈させる。不条理な劇要素と、感傷的な感覚が共存した世界が特徴。 |
| 参加作品:「涙、血、わたしから流れゆくもの全て」 |
こんにちは。ハイマ主宰の田村聖也です。ハイマは、明治大学の実験劇場という演劇サークルに所属する私が主宰する個人演劇ユニットです。一応、所属員は主宰の私のみなので、毎回毎回、そのとき私が一緒にやりたいと思ったキャストやスタッフを自由に集めています。作風の特徴はおもに三つです。1つは、静かで落ち着いた演出。2つは、メッセージ性の強さ。そして3つに、ちょっと不条理かつシュールなストーリー展開です。
■劇団をつくったきっかけというのは何ですか?
以前から劇団は創りたいと思っていました。それで、昨年(2014年)6月に実験劇場で作・演出をしたときに自信をつけて、ついに立ち上げました。
■団体名の由来は?
ハイマ【αιμα】とは、ギリシャ語で「血」という意味です。古代ギリシャ演劇のような、観客の価値観や世界観に大きな影響をもたらす作品を創りたいという思いから、ギリシャ語を。誰しもがもっているはずなのに、思わず目をそむけたくなるようなことを芝居で表現したいと思い、「血」となりました。
■ここがうちの劇団のいいところ!悪いところ!というのを教えて下さい。
良くも悪くも、主宰以外の所属員がいないことですね! だから、毎回そのときそのときに私が一緒にやりたいキャストやスタッフを自由に集められます。でもその反面、メンバーを集めるのに苦労したりもします。(笑)
■大学の演劇活動環境について劇団の数や、普段の稽古や公演の場所など教えて下さい。
明治大学は、とても演劇文化の盛んな大学ですね。学内には、主に4つの演劇サークルと、1つの演劇企画団体があり、演劇をやりたい学生のほとんどは、そのどこかに所属しています。また、その中でユニットや劇団を組むこともよくあります。稽古も公演も、大学内で行うことが多いです。学内に小劇場施設が3つもあるのも便利ですね。
■今回このようなフェスティバルに参加になるわけですが、今まで学外の劇団などとの付き合いはありましたか?
基本的には、ありませんでした。ですから、今回いろいろな大学の劇団と積極的に交流を深めていきたいと思っています。
■演出家さん自身についてお伺いします。演劇をやりたいと思ったり、自分で創り始めたのはいつからですか?そのきっかけは何ですか?
もうそれこそ幼稚園の学芸会からはりきって役者をやるような子だったので、物心ついたときには、既に芝居が大好きになっていました。ただ、作・演出を本格的に始めたのは大学からです。本当はもっと前からやりたかったのですが、中高の演劇部は既成脚本をやる慣習がありました。
■今の自分にとって演劇はどのような存在ですか?
欠かせないもの、ただそれだけです。
■演劇以外に好きなものがあったら教えてください。
映画、音楽、絵画が好きです。ただ、好みはかなり偏っていますね。(笑) 映画ならヨーロッパ映画、音楽ならクラシックか洋楽、絵画なら印象派を好んでいます。
■演劇・映像などジャンルに関係なく、多くの人に観て欲しい!というお勧めの作品があれば教えてください。
レオス・カラックスというフランスの映画監督の「ボーイ・ミーツ・ガール」という恋愛映画をぜひ観ていただきたいです。救いようのないくらい苦しくて悲しい片思いを、本当に美しく描いた映画です。ハイマの今回の作品は、この映画からの影響も受けています。
■芸術祭の話に戻ります。「学生演劇」というくくりについて何か思うところはありますか?
あまり、そういう風にはくくられたくないですね。プロの劇団と比べても見劣りしないような作品を創れる力が学生演劇にもあると思います。
■シアターグリーン学生芸術祭についてどう思っていますか?良いところ、悪いところ、期待するところ、気になるところ・・・忌憚のないご意見をお聞きします。
SAFは、他大の劇団ともたくさん交流を持てるのが最大の魅力だと思います! しかし、今よりももっと深い交流が出来たらなおさらよいと思います。 もちろん、我々学生もその努力をしなければなりませんが!
■今回の作品についてネタバレにならない程度に教えてください。一体どんな作品になるのでしょう?
片想いの男の子が自分の目の前で自殺してしまったという経験をもつ女の子が、彼の存在を克服し、また前を向いて歩いてゆくまでの物語です。私の実体験にまつわる要素の多い、非常にセンチメンタルな作品になると思います。
■ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
