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インタビュー

 
低気圧ボーイ(ズ) 
脚本・演出
伊藤 衆人

多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科 4年

低気圧ボーイ(ズ)とは?
美大社会から外れてしまった集団。ゆるくも機敏に動く、だめなヤツらを切り取ったSF舞台を展開する。

●続きましてのインタビューは、多摩美から2団体目!「低気圧ボーイ(ズ)」です。
まず団体について教えてください。いったいどんな団体なのでしょうか?

物語というよりも環境や状況の中でだめなヤツらが踊らされていくというゆるいコメディをやっています。足の引っ張り合いで話が進まなくて、壮大なスケールの中で小さく動いている。そういうのって映像よりは演劇のほうが面白いかなと思うんですよね。小学生でも全然見れるような内容です。

●団体名の由来を教えてください。やはり山崎まさよしさんの「低気圧ボーイ」と関係あるのでしょうか?
高気圧ボーイのようなイケイケとまではいかないけれど、山下達郎さんの「高気圧ガール」のように夏の似合う女の子に憧れる低気圧ボーイ。ってよく言ってますけど、僕が山崎まさよしさんが好きで。(ズ)はボーイズって団体名はよくあるからカッコ付けてみようかなと。
深い意味はありません。

●劇団名の愛称はありますか?
低気圧ってよく呼ばれますけど、矢代さんにボーイズさんって呼ばれた時にそれ新鮮でいい!ってなって最近の僕等の間ではボーイズが流行ってます。好きに呼んでもらって構わないです。

●劇団をつくったきっかけというのは何ですか?
あまりはっきりと覚えていないんですけど、美大という環境に馴染めなかったヤツらが自然と仲良くなっちゃって。周りは小難しくてわかりずらい作品ばかりでよく言われる「美大らしい」ってやつに乗れなかった。
一応映像演劇という学科で集まった連中だから映像を専行しているやつ、演劇をほとんど見たことがないやつもいて。そこは特殊だと思います。喋ってても絶対に演劇の話にはならないですね。

●ここがうちの劇団のいいところ!悪いところ!というのを教えて下さい。
やっぱりその特殊なところ。演劇をメインとしてやってこなかった連中だからこその喋り方があるというか。とにかく基礎を知らないので自由に動き始める。演出としていい所と悪い所を見極めていかなければならないなぁと思います。

●多摩美術大学の演劇活動環境について・・・は木皮さんにお伺いしましたので、もう少し違う方向で多摩美のことについて教えてください。授業で演劇について学ぶようですが、どういう内容なのでしょう?実技も結構多いのでしょうか?
僕自体、演劇の授業をほとんど取ってないのですが、演劇以外にも歌舞伎やダンス、とにかくバラエティに富んだ授業が豊富です。基礎訓練というよりはとりあえず作ってみようみたいな体勢が他の演劇系の学校とは違うところじゃないでしょうか。

●同じく参加になる木皮成さんについて、どう思いますか?
成くんは本当に活動的で。飛びまわりすぎてブレてしまわないかと心配です。たまには休めよって。あとは彼女欲しいってずっと言ってる笑

●今回このようなフェスティバルに参加になるわけですが、今まで学外の劇団などとの付き合いはありましたか?
低気圧の前身の同じメンバーで、それこそシアターグリーンでの公演で参加したフェスティバル/トーキョー演劇/大学09で少し交流があったんですけど、実は人見知りばかりで…ノーカウントですね笑

●多摩美術大学のお勧めスポットはどこですか?理由も教えて下さい。
おススメというか好きな場所は工作スタジオですね。木材やらなんやらで溢れ返っている汚い部屋なんですが、僕等が唯一使う美大らしいところ笑





●次は伊藤さん自身についてお伺いします。演劇をやりたいと思ったり、自分で創り始めたのはいつからですか?そのきっかけは何ですか?
小学校の頃からビデオカメラ持って映画ごっことかコマ撮りとかしてて。とにかく何か自分で作ったものが動いているところを見たいという欲求があった。そこで気づいたことが生身でも作れるなぁと。

●今の自分にとって演劇はどのような存在ですか?
本気の遊びですね。遊びだからこそリミッター外れちゃう。そこが面白いところですね。小学校の頃に熱中してコマ撮り作ってたときの気分とほとんど変わらないです。

●演劇以外に好きなものがあったら教えてください。
スターウォーズの特にR2-D2グッズを集めています。自分のBLOGにもちょこちょこ載せてます。よく舞台上にも出しちゃいます。

●演劇・映像などジャンルに関係なく、多くの人に観て欲しい!というお勧めの作品があれば教えてください。
やっぱりスターウォーズ。というかR2-D2。ロボットのくせに気分屋だしだんだんネコとか動物みたいに見えてきちゃう。本当にかわいいですよ!





●芸術祭の話に戻ります。「学生演劇」というくくりについて何か思うところはありますか?
逃げてはいけない言葉であり、ときには武器になる言葉。そういう言葉があることにもう否定はできないわけですから使い様ですよね。そこが難しいところですけど。

●シアターグリーン学生芸術祭についてどう思っていますか?良いところ、悪いところ、期待するところ、気になるところ・・・忌憚のないご意見をお聞きします。
全体の期間が長いので盛り上がりが続けばいいなぁ。他の劇団を見るのも楽しみだし、一緒にやるっていうのがもうすごい。1つのお祭りにしたいですね。

●TangPeng30への参加になりますが、今まではかなり舞台セットを作りこむ舞台をなさっていたようなのですが、今回は企画上ほぼ素舞台を余儀なくされるかと思います。そのあたり含めて、大変なこと、逆に楽しみなことはありますか?
そうですね。物で溢れ返った部屋の舞台セットが好きなんですが、いかに美術に頼ってきたかがわかりました。でも頼れないから言葉や動きがよくみせられる。いつもとはちょっと違う低気圧ボーイ(ズ)が見れるんじゃないかな。



●今回の作品についてネタバレにならない程度に教えてください。一体どんな作品になるのでしょう?
小さい頃の僕は「一年生になったら」を歌いながら友達100人で富士山に登っておにぎり食べに行ったら全員とは交流できないだろうし喧嘩とかも起こるだろうなぁと思っているような捻くれたガキでした。そんな100人から見た景色をお見せできたらいいなぁと思っています。是非、お越しください!

●ありがとうございました!




参加作品:百景島シードパラダイス
それぞれに好きな風景があるでしょう。僕は高いところが多い気がします。
そんな百人の風景をお見せできたらな、と思っています。高所恐怖症ですけど。
 作・演出:伊藤衆人
 出演:大嶽典子 児玉和巳 栢本雅章 後藤文嘉 山崎晃裕 山元啓太郎
低気圧ボーイ(ズ)は8/2、8、9のみ公演