SPECIAL

演出インタビュー

シアターグリーン学生芸術祭Vol.10参加団体をより詳しく知って頂く為に、参加各団体の演出家さんへのインタビューを行いました!
集団の事から、演劇以外のおススメまで、幅広くお答えいただきました!!

"文学はひとりでもできることですが、演劇はひとりではできないことです。
文学でできないこと、たとえば、わたしが俳句の中で書いていないこと、
書けないことを演劇でやっているつもりです。"


愛玩墓地
 作・演出: 宮﨑莉々香
愛玩墓地 とは?
2016年1月1日結成。泣きたくて息の詰まるような日々、訳もなく叫びたくなる夜、そんな感情、どうすることもできないモヤモヤを舞台に立ち上がらせ、身体と言葉の織りなすところで表現しようとする。時に芸術的に、時に人間臭く、演劇の虚構の中で常に変化し続けようとする。言いたいことも言えないそんな世の中だから。
 参加作品:「土足で飛ぶ」
■団体について教えてください。いったいどんな団体なのでしょうか?
うるさい劇が好きな人たちが集まった団体です。あとは、みんな、ラーメンズが好きです。


■劇団をつくったきっかけというのは何ですか?
サークルに縛られずに、自分たちで企画をして、公演ができるといいなと思ったことからです。


■団体名の由来は?
食堂でメンバーとご飯を食べていて、たまたまそこからお墓が見えたのと、愛玩動物の話をしていたことから、愛玩墓地になりました。


■ここがうちの劇団のいいところ!悪いところ!というのを教えて下さい。
それぞれに得意分野があって、お互いに苦手な部分を補いながら、やっていっているところです。
わたしは他の人よりもコミュニケーションが苦手ですが、他の劇団員はわたしにできないことが得意だったりします。


■大学の演劇活動環境について劇団の数や、普段の稽古や公演の場所など教えて下さい。
最近、既存の戯曲を使ったお芝居をする演劇ユニットが増えているみたいです。稽古場も公演場所もほとんど学内です。





■今回このようなフェスティバルに参加になるわけですが、今まで学外の劇団などとの付き合いはありましたか?
ぼちぼちありました。


■演出家さん自身についてお伺いします。演劇をやりたいと思ったり、自分で創り始めたのはいつからですか?そのきっかけは何ですか?
大学に入ってからです。元々は文芸畑の人間で、俳句を書いたり、論じたりしています。俳句の枠組みから寺山修司の存在を意識し始めたことがきっかけで、演劇の世界に足を踏み入れました。


■今の自分にとって演劇はどのような存在ですか?
文学はひとりでもできることですが、演劇はひとりではできないことです。
文学でできないこと、たとえば、わたしが俳句の中で書いていないこと、書けないことを演劇でやっているつもりです。


■演劇以外に好きなものがあったら教えてください。
俳句を書いているので、ことばの組み合わせに興味があります。
例えば、「かぼそい」と「喉」を組み合わせるとどうなるだろうとか、ふつうこのことばを修飾しないような修飾語をことばにくっつけたらどうなるんだろうとか、そんなことを考えるのがすきです。
あとは絵画に興味があります。展覧会を見に行くのがすきです。


■演劇・映像などジャンルに関係なく、多くの人に観て欲しい!というお勧めの作品があれば教えてください。
園子温「愛のむきだし」は何回見ても名作だなぁと思います。
音楽もよく聞きます。毛皮のマリーズが好きです。





■芸術祭の話に戻ります。「学生演劇」というくくりについて何か思うところはありますか?
ガツガツやりたいひと、楽しみたいひと、いろいろなひとがいるなぁと思います。


■シアターグリーン学生芸術祭についてどう思っていますか?良いところ、悪いところ、期待するところ、気になるところ・・・忌憚のないご意見をお聞きします。
色んな大学の学生が集まって、ひとつのイベントをするというのはなかなか無い機会だと思います。
特に、今年は節目の年で、サフをきっかけに現在活躍している小劇場系の先輩方もたくさんいるので、せいいっぱいがんばりたいと思います。愛玩墓地のファンを増やしたいです。


■今回の作品についてネタバレにならない程度に教えてください。一体どんな作品になるのでしょう?
人間と、差別が生まれた時の話です。わたし、が、わたし、であるために、そのわたし、はどうすればいいのか。そしてそのわたし、は何者であるのか。

■ありがとうございました!